Amazon Aurora カスタムエンドポイント覚書

Amazon Aurora カスタムエンドポイントの仕様がかなり複雑であり、都度都度ドキュメントを参照するのが辛いので要点と気になる点を備忘録として記す。

概要

カスタムエンドポイントは、任意の複数のDBインスタンスに接続するエンドポイントである。

用途に応じてインスタンスを使い分けたい場合に有効である。

カスタムエンドポイントへの接続は、メンバーとして定義されているインスタンスのいずれかへルーティングされる。

メンバーのインスタンスのいずれかが使用不可になった場合は、同じエンドポイントの他のインスタンスにルーティングされる。

エンドポイント名はリージョン内で一意になるように命名しなければいけない。

タイプ

カスタムエンドポイントにはREADER WRITER ANYの3種類のタイプのいずれかを指定する。

マネジメントコンソールから選択できるのは ANY のみである。

READERにメンバーとして追加できるのはリーダーインスタンスのみである。

ANYにはリーダーインスタンス、ライターインスタンスのいずれも追加可能である。

メンバー

メンバーのリスト定義は静的リスト、除外リストで指定できる。

静的リストを使用した場合、リストに登録したインスタンスのみがメンバーとなる。将来的にクラスターに追加されるインスタンスが自動的にメンバーに追加されることはない。

除外リストを使用した場合、リストに登録したインスタンス以外がメンバーとなる。将来的にクラスターに追加されるインスタンスも、ロールがエンドポイントのタイプと一致すれば自動的にメンバーに追加される。

使用不可になったレプリカはカスタムエンドポイントに残り続ける。

ただし、再度使用可能になるまでは接続はできない。

インスタンスをメンバーから削除、追加しても既存のインスタンスエンドポイントは引き続き使用することができる。

参考

docs.aws.amazon.com